オンラインカジノで得た賞金は税金にかかる?徹底解説します!
オンラインカジノを始めた時、「オンラインカジノで得た賞金は、税金にかかるの?」という疑問が沸く人も多いのではないでしょうか?
結論からお話しすると、オンラインカジノである一定額のお金を稼ぐと、税金の納付義務が発生するのです。
今回は、オンラインカジノの税金について解説していきたいと思います。
オンラインカジノで得た賞金は一時所得としてみなされる
オンラインカジノなどのギャンブルで稼いだお金は法律で、「一時所得」としてみなされて、課税対象となります。
・一時所得ってなに?
一時所得の定義は、「営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得」となっています。
会社員の人がお給料などではなく、突発的に手にすることになったお金と考えればわかりやすいかと思います。
・一時所得に分類されるものは?
一時所得に分類されるものは、以下の5つと定められています。
(1) 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
(2) 競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます。)
(3) 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
(4) 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものを除きます。) (5) 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
オンラインカジノの場合は、この5つの中の、1と2にあたるため、税金を支払う義務が発生します。
オンラインカジノで、税金を払わなければいけないケース
税金を払わなければいけない“ケース”とある通り、オンラインカジノで賞金をゲットしたからといって、全員が払わなければいけないという訳ではありません。
オンラインカジノをプレイしている人の中で、確定申告が必要になる可能性があるのは、その年の「1月1日~12月31日までの期間に50万円以上の収益を得た人」です。
オンラインカジノの税金:所得税や課税金額の計算式
税金を支払わなければならない事が分かったら、オンラインカジノで得た賞金に対して、どれくらいの税金が発生するのか気になってきますよね。
そこで、課税金額や所得税の計算式を紹介していきたいと思います。
まず、一時所得の計算式から紹介します。
一時所得の金額=総収入額-総支出額-特別控除額(最高50万円)
の式の通り、特別控除額が最高で50万円と設定されているので、利益が50万円以下であれば、納税の義務はありません。
一時所得の金額が判明したら、そこから課税対象となる金額を計算しましょう
課税対象額=一時所得÷2
の計算式で求める事が出来ます。
また、オンラインカジノにかかってくる税金は総合課税になるため、上記で求めた課税対象額と、給与所得や事業所得等を合算しましょう。
所得額=給与所得等他の所得+一時所得の課税対象額
所得税=(所得額-控除額)×税率
オンラインカジノの税金:確定申告の時期は?
1月1日から12月31日までに得たオンラインカジノの収益が、確定申告の対象になります。
オンラインカジノで得た一時所得を計算したら、他の所得と合わせて確定申告します。
確定申告の時期ですが、“毎年2月16日から3月15日までの1か月間”です。
確定申告には、オンラインカジノから発行される支払調書、または源泉徴収所などが必要になります。
必要書類などは、所得や勤務形態などでも変わってくるため、分からないときは税務署の職員さんに聞いてみましょう。
オンラインカジノの税金:確定申告までの流れ

オンラインカジノの税金について解説させて頂いたところで、確定申告までの大まかな流れを説明していきたいと思います。
1.収入・支出について情報収集
オンラインカジノで得た所得に関して、収入や支出の情報を収集しましょう。
2.必要書類を準備する。
1でまとめた情報を裏付けるための、資料を用意しましょう。
具体的には、オンラインカジノから発行される支払調書、または源泉徴収所などが必要です。
3.確定申告書を作成。
裏付けるための必要書類が準備できたら、必要事項と所得税の金額を記載したうえで確定申告書を作成しましょう。
別の所得についても一緒に確定申告する必要があるため、忘れずに作成しておきましょう。
4.確定申告書の提出
確定申告書が作成できたら、必要書類と一緒に、2月16日から3月15日までの1か月間の間に税務署に提出しましょう。
5.所得税の納付
確定申告した内容に沿って、所得税の納付をします。
納付方法ですが、現金納付から振替納税など、様々な方法があります。
ご自身の都合に合わせて選択しましょう。
オンラインカジノの税金:どうしてオンラインカジノだけ税金がかかるのか?
「パチンコや競馬は50万円以上の利益を出しても、税金を納める必要はないの?」「どうしてオンラインカジノだけ?」という疑問が沸いた人もいるのではないでしょうか?
実際、パチンコや競馬で50万円以上の利益を出したとしても、確定申告を行って税金を納めている人はほとんどいないでしょう。
しかし、パチンコや競馬などに税金がかからない訳ではないのです。
パチンコも競馬もオンラインカジノと一緒で、納税の義務があります。
しかし、オンラインカジノと違うのは、払い戻しを現金で行っているため、公的に記録されていないのです。
そのため、税務署側がお金の流れを追うのが困難で、取り締まりが難しいのが現状です。
一方オンラインカジノですが、払い戻しは銀行振り込みやATMなどで公的な記録に残っているため、税務署もお金の流れを管理しています。
忘れず納税をするようにしましょう。
如何でしたでしょうか?
今回は、オンラインカジノの税金について解説させて頂きました。
オンラインカジノの税金については、詳しく知らない方も多いと思います。
この機会に、自身でオンラインカジノで得た収益にかかる税金の計算をしてみましょう。